2021年に劇場で観た映画 4

 

ワンダーウーマンから土竜までシリーズ物鑑賞にも困難の日々

そうなのです、人気の映画シリーズでも一般観客向けの試写会の反応があんまり良くなければスクリーン数が減らされるかもしれない、それが日本の映画産業におけるcorona渦の衝撃でした。何せ緊急事態宣言が起きれば都内でも劇場公開日がなくなり公開作品の日数が減りますし、後がつかえる。劇場公開が一年以上遅れたワンダーウーマンの続編ですが冒頭のダイアナの少女時代のエピソードだけでもご家族揃って楽しめる娯楽映画だと思います。ウチの息子と一緒に観ました。それに比べたらクーリエ:最高機密の運び屋(字幕版)は大人向けの、特に大人の男性向けの映画。モンタナの目撃者 ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]のアンジョリーナ・ジョリーをはじめとする強い女たちや子役にやっつけられるプロっぽいんだけどやることなすこと詰めが甘い男たちを鑑賞して心が砕けたアクション映画ファンは是非「クーリエ」も観てね。プリズナーズ・オブ・ゴーストランド[Blu-ray]は観られる機会が無さそう・・・と半ば諦めていた所、日比谷のシネコンでやってると判って観に行きました。劇場で出演していた栗原類さんが来ているのが解ったのですが、彼が来る以前から大御所の役者さんが既に席に着いていたり、映画のアクション指導しているっぽいヒト、広告代理店勤務の重役さんなのかなあ?みたいな方々がいらっしゃったんで、却って緊張感がほぐれて良かった栗原さん有り難うという気分になりました。だって園子温監督のハリウッド進出映画だったんだから、そりゃ皆注目するでしょ。

↓の映画だってただの伝記映画ではありません、観ると混乱するし、コワい所も。

アネサ・フランクリンの生涯は映画でもキチンと100%正確に描かれないほど、煩雑で説明困難な状況が黒人社会やUS及び世界の音楽業界にあるだという事が映画を観ると伝わってきます。なので伝わらない観客には辛くて訳わかんないお話かも。それなのに女性が主人公なら未だ無視していられる日本の男性観客は多いのでしょうか。

youtu.be

↑の映画は2021年夏頃から都内でもかなり長期公開されたヒット映画で、シニア男性や若い男性客が平日でも熱心に観に来ていました。キライな男性の観客も多そうですが(DVDもアマゾン配信も日本は未だない)アクション映画としても一級。ただ私はこの映画実話ベースなので、主人公の若者グループが全員少年でないと設定的におかしいとは感じますが。日本の女性たちがこの映画観ると「日本国内山中なら女子だけで暮らせる」って勘違いしそうで少し心配・・・所変われば鑑賞の反応も違う事があるものなのですよ「MOMOS」と同じ劇場で公開されてたドキュメンタリー映画「主婦の学校」も好評でこっちはご婦人方が沢山来ていました。既に配信サービスで鑑賞できますのでwww.youtube.comで気になった方は是非ご覧になってください。

 

そして11月には日本のアラン・スミシーこと藤井道人監督の異色のヤクザ映画ヤクザと家族 The Familyを観たあたりでも充分疲れちゃってもう年内は観なくとも良いかなとちょっと感じていましたが師走に入り興味があったので観に行ったのは、地方自治体の職員への割引制度があって地方からのお客さんで賑わってた↓のドキュメンタリー映画。前職のボストン市長は代々市長の家系で米国内を自治体の長として渡り歩いたという人物を職員の皆さんはどう感想を持ったのか聞きたくなりました。

そして、娘さんのいるお母様には特に観てほしいと思ったホラーサスぺンス映画だったのが↓の映画。よく観ていくと昨今の高齢出産でお子さんを産み育てる子育てについての不安と利点も同時にある事が解ると思います。

 

んで、ドライブ・マイ・カー インターナショナル版と↓の映画では鑑賞する際に妨害を受けた気分に陥り年末の都内で独り、怒り狂いながら観ていました。