2022年に劇場で観た映画 4

 

ドリームプラン [Blu-ray]

2022年に観た映画だってのが忘れてしまうぐらいに

劇場で鑑賞する際にも鑑賞直後にアカデミー賞発表がありウィル・スミスは見事アカデミー賞主演男優賞取ったのに一悶着でなんか外野の映画ファンの私らまで疲れてしまいました。映画企画製作段階からそんなに色々あってウィル・スミスはイライラしていたのでしょうかって勘ぐってしまったぐらいです。日本では公開スクリーン数が少なくて探すのに苦労しました。どうもウィリアム姉妹の父親である主人公(ウィル・スミス)の鬼コーチぶりが一般試写会で不評だったのでは。でも劇場には多くの女性、それも既婚女性が沢山観に来ていました。2022年の初夏から夏にかけて日本の映画ファンに人気だった英国映画のボイリング・ポイント/沸騰 [Blu-Ray]で、単館ロングランで沢山の人が口コミで観に来ていました。日本人の大好きなレストランが舞台のグルメものでビジネスもの。映画序盤に意地悪な公務員のレストラン衛生チェック(コロナ渦まっただ中だからさ)の描写や猛烈型の主任シェフ(スティーヴン・グレアム)の休憩中の行動が奇っ怪でした、おそらくウィスキーのビンに薄いミルクティーを入れてがぶ飲みしていると思われるのですが・・・何だか終盤にはほ乳瓶のように見えてきました。

パリ13区 R-18版(字幕版)

パリ13区 R-18版(字幕版)

  • ルーシー・チャン
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カンヌパルムドールかグランプリが悩んだけど

DVDを挙げるのはコッチ↑にしました。グランプリのTITANE/チタン [Blu-ray]は鳴り物いりで始まったロードショーが2週間で全国的に打ち切りに。驚きましたが、数ヶ月後で早稲田松竹名画座で観られただけでも東京の人々にはラッキーだった。ヒロイン役の(アガト・ルセル)は熱演でしたが、ホントに痛々しくも愚かすぎる人物像なんで観ていて頭が痛くなりそう。彼女と激突する消防署長のヴィンセント(ヴァンサン・ランドン)の行動も頑固といおうか男としての心身のプライドを賭けた狂気がすさまじく女性は体力的には男性に叶わない分、聞き入れてもらえない我が儘があるんだと理解できない今どき若い女の馬鹿さ加減に震撼した映画でした、ほぼ内容はそれだけの映画なんですが、懇切丁寧にその旨説明するだけで強烈かつ難解になるんですよ、やんなっちゃうくらい。対する「パリ13区」は何だか暢気で楽天的な映画かも。パリへやってきたボルドー出身のノラ(ノエミ・メルラン)とボルドーに残った彼氏よりも台湾移民のエミリー(ルーシー・チャン)やアフリカ系のカミラ(マキタ・サンバ)たちの方が自分達の出身コミュニティのアイデンティティより新しいフランスの融合に苦労しないで適応しているということ、それがノラの身に起きた悲劇の大元であり彼女は周囲のパリの人々の力を借りて何とか心の傷を治していく過程を映画は描いています。でもさすがに心の傷だけじゃ済まなくて彼ら彼女は最後ひっくり返っちゃうんですが。ボイリング・ポイント/沸騰(字幕版)と「TITANE」と「パリ13区」はコロナ渦以降の映画として医学的に啓蒙したいような共通点がありましたので続けて3作の映画観られてのはラッキーでした。

 

マイク・ミルズ監督では以前に20 センチュリー・ウーマン(字幕版)を観た事があるのですが、今回はA24スタジオが製作だったからなのかいわゆる「繊細な人々が集うホームドラマ」には全く思えず、主人公(ホアキン・フェニックス)の妹で甥ジェシー(ウディ・ノーマン)の母がカリフォル二アの年代ものの住宅が気に入ってしまった挙げ句何故だか家族中がポルターガイストの被害に遭ってしまっているのに気がつかない様子なのが私自身にはコワかったです。そんな母親の状態を「急に精神的に極度の不安定要素を抱えた夫と夫婦の問題に敏感に反応して苦悩している息子を支えて理性的に耐えている賢明な女性」とゆう感想を持つ人を不思議に思います・・・(そんなような映画評のコメントをどっかで聞いたもので)でも、そんな呪いに立ち向かう為に全米を縦断してガッツで乗り越えようとする伯父と甥のコンビの姿を描いた映画のラストは爽やかで二人とも頑張ってって思いました。

↑は今年(2023年の夏)に来日コンサートがあるのですが、チケット取って観に行きたいんですけど、案の定ネットの先行予約は全く機能しません。もしも行けたら後日は発表します。(2023年7月14日現在チケット予約には成功しましたがチケット発券に失敗しました。PCで発券事項を確認後にハッカーが侵入したようでiPhone画面からのバーゴード決済以外は無理になってしまい事実上受け取りが困難になってしまい、チケット受け取りの権利を消失したようです。)思いの外スパークスブラザースは日本通で日本のサブカルファン、カリフォルニアの竜の落とし子と同じくらい池上遼一画伯のファンだということが映画でも伝わってきました。

 

 


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↑の映画は性的マイノリティにかこつけた10代カップルのデート映画だろ💢と憤慨する方、特に男性が多いかもしれませんがその手のノン気男性こそほっとする部分が終盤在りますので映画のストーリーやラストに拘らず観て欲しい青春映画でした。