2021年に劇場で観た映画 3

 

あまりにも「お説教」が痛い映画

映画製作の前年からネットで火が付き、アニメ映画となったワケですが、原作の漫画のファンにとっては一番観たくなかった形の映画かも。しかしながらこの映画化作品にこそ感動、若い人に見せたいと望む教育関係者や産業界の重鎮、キャリアカウンセラーやら地方自治体の役所などの強烈な動機が理解できる年齢の私(脚本と監督はカメラを止めるな!上田慎一郎でアニメーション監修に湖川友謙さんてもうあり得ない豪華なスタッフなのよっ)にとっては、「100日後に死ぬワニ」とはタイトルも違う話、漫画のワ二とは違う若者の物語とは別だと思って下さいね。漫画のワ二はミカン農家の跡取りじゃなかったでしょ?とだけ言いたいです。

 

夏休みに入り息子がどうしても観たかったのに果たせず、私一人で観に行ったのが残念だったのが「イン・ザ・ハイツ」何せ平日の公開時間の一時間近く前に当日チケットを買いに行ったら既に完売だったのにも関わらずどんどん公開スクリーンが減らされていったのです。私はこの手の劇場通いの戦いを2021年の秋冬から続けていますっ💢。<レンタル>ゴジラvsコング(吹替版)での小栗旬出演や大魔神実は面長のお子さんだったのに気がつき驚いた妖怪大戦争 ガーディアンズ Blu-ray 豪華版を観ても一向に穏やかな日常の気分に戻れない一年でした。

日本のコアな映画ファンには「DUNE」人気が凄くてそれが2021年の一番の驚きでした。私自身も久々に物語で魅せていく映画だったなあという感想を持ちましたが、こういう青年の成長譚を面白がる、それでいてオタクというより広範囲なサブカル好き、ビジネスや教養好きな人々がこの映画について好意的な発言していく時代になったんだと感慨深いです。世代が変わったからとはいえ、それだけでない日本人(特に男性)の意識の変化を感じます。日本人の男性がよりグローバル感覚になった証拠かもしれません。007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(字幕版)は先ず冒頭20分ぐらいのカーアクションに圧倒。新車購入を考えている人に是非観て欲しいです。【Amazon.co.jp限定】ディナー・イン・アメリカ(L判ビジュアルシート付) [DVD]は是非往年の日本のTVドラマ想い出づくり DVD-BOX 全14話収録を観た事あるヒトにお奨め。「ディナー・・」の主人公であるサイモン(カイル・ガイヤー)の実家設定が「想い出・・・」に登場する柴田恭兵演ずる若いヤツと同一だったりしたら、おそらく1980年代当時でも視聴者老若男女から総スカンだったと思います・・・要するに最後の決闘裁判 4K UHD [Blu-ray]と同様にシニア層の映画ファンには「DUNE」よりは身近で理解しやすい映画だって事です。劇場版 ルパンの娘はロケ先のドイツの古城を魅力的に撮影するのには日本の撮影スタッフの力が必要だったんだ!・・・という事実に衝撃を受けました。まさかっ、そんなトコが海外ではクールジャパンとして認知されてきたんでしょうかっ。ドキュメンタリーのコレクティブ 国家の嘘(字幕版)では東ヨーロッパの中でもルーマニアの産業レバル、人材レベルがハイスペックで皆さん仕事熱心で誇り高い・・・という要素も悲劇の要因のひとつかもしれないと思うと胸が痛いし、とても恐ろしいです。