2019年に劇場で観た主に日本以外の映画②

 

 私的には!私自身にとっては!

どうしてもアニメ版のダンボ (吹替版)を超えるダンボは存在しないのよっ。・・・でも判るの、イマの21世紀のお子さんにとっては実写版の「ダンボ」が必要だって事が。でないともうアニメ映画版の良さを理解してもらえないかもしれないから。ウチの息子を育てた時も感じたもの、親の自分が大好きだったアニメ映画でさえ子供が生理的に拒否する場合さえある。特にアニメ版のダンボはどう考えても男の子に思えるし、アニメ版のダンボだと「小さな男児の身に起きる出来事としては21世紀の男の子にとってはひょっとすると厳し過ぎるかもしれない」・・・あくまでも傾向/バイアスで考えなければならなとも感じるけど。というワケで20世紀に育った大人の私から観た↑のダンボのサーカスでの苦難や、ラストシーンはどうして21世紀の子供たちはこんな厳しいダンボのチャレンジに満足するのだろうか?という感想はありました。でもティム・バートン監督を始め映画のスタッフは今どきの子供たちの感覚はそれだけ変化していると考えているのかもしれません。

 

 2019年アカデミー賞作品賞グリーンブック(字幕版)ゲット・アウト [Blu-ray]、ソレより少し前の2015年に全米大ヒットしたのにもかかわらずアカデミー賞には殆ど引っかからなかったストレイト・アウタ・コンプトン (字幕版)と・・・全く関連無さそうなんですが、これらの映画に登場するアフリカ系男子ヒーローの能力が圧倒的に「耳が良い事」にあるのだという事に気がつくといろいろ考えさせられます。また↑の映画と「ストレイト・・・」の映画にアフリカ系スターの二世が主役を張っているのも特色。そして4月、5月のドキュメンタリー映画ではマックイーン:モードの反逆児(字幕版)RBG 最強の85才(字幕版)を観ました。「RBG・・」については言いたいことがいっぱいあるんで機会を設けて長ーく書きたいです。(ドキュメンタリー映画としてじゃないカテゴライズで意地でも書きたいのが私なのよね)ひたすらにただかわいい名探偵ピカチュウ 通常版 Blu-ray&DVDセット、昭和世代のおばさんとしては結局のところコロコロコミックウルトラ兄弟長編漫画みたいでつい楽しんじゃったアベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]・・・・なので私自身は「アベンジャーズシリーズのエンドゲームって何がそんなに面白いわけのなのさ?」という日本のインテリ系の映画ファンには、つまんねーヤツだ、そんなら流行だからって無理矢理観に行かなくてもいいじゃないって感じます。

 

ある少年の告白 (字幕版)

ある少年の告白 (字幕版)

  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: Prime Video
 

 とにかくいろいろ心うたれる映画です。内容もさることながら、主人公の少年の両親を演じたニコール・キッドマンラッセル・クロウというスターのあまりにもそこいら辺にいそうなオジサンとオバサンぶりに心うたれました。同世代現在50’Sのオバちゃんの私だからそう思うようになったのか・・・キッドマンの・・日本の地方都市やら東京の下町の主婦でも・・・この手の普通のお母さんって洋の東西問わずこんなレースのジャケットを着るようになるのね・・・って、そしてもちろん演技でも。主人公と母親が2人で外食してる場面で思わず自分と息子がファミレスで食事している時を思い出してしまいました。

 そして天気の子、息子と一緒に封切り直後に観に行きました。劇場には何故だか観た後にグッタリしていた父親とすごく映画に感動して興奮気味だった小学生のお嬢さんの家族連れの姿に驚愕したのが印象に残ってます。その事ブログに書くのを何故だか2020年秋まで忘れてました。