2018年に劇場で見た日本の実写映画 ②

2019年明けてやはり世の中は荒れているのだろうか

 

モリのいる場所 [DVD]

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  市原悦子様もお亡くなりになりましたし何より樹木希林が去ってしまったのが2018年度の日本映画界の一番の大事件になりましたから。それこそ万引き家族 豪華版Blu-ray(特典なし)のカンヌ・パルムドールなんてのが吹っ飛ぶぐらいです。↑の映画に関して言えば「万引き家族」と双璧で2018年の日本映画の私的ベストに入れても良いくらいでした。公開時前から感じの良さが伝わってきたのも好ましいです。ユルくてミニマムな喜劇のようですが、意外と隠れた過激さがジワジワくる内容でしかも実話べース。是非「万引き家族」とコミで主人公「モリ」画伯の履歴も合わせて調べてみて下さい。

 

 

 

 映画と全く関係ない話でとても心苦しいのですが、映画の途中から親子三人で河中湖の猿回し劇場に行った時にウチの息子がやらかした「4代目チョロ松の演技に5,6歳の幼児がクレームを付け人間である客の誰一人意味が分からないのにチョロ松自身だけは強いショックを受ける事件」の記憶がよみがえりとても困りました。当時のチョロ松は息子のクレームに「俺の芸駄目なのか?駄目?みんな俺のこと嫌いにならないでくれ」と急に強くアピールし始めたので親としてはすごく恥ずかしかったです。どうして宮藤官九郎脚本の映画だと続けざまこういう感想になるのか解りませんが、そんな馬鹿息子も今年の7月19日には満18歳になってしまうのはもっと哀しいです。

 

銀魂 2 掟は破るためにこそある
 

  コレも観てたのにすっかり忘れてました。近所のシネコンでヨボヨボのじいさまがチケットカウンターで「銀魂2下さい」と言ってたのに衝撃を受けた事も書かねばならなかったのにっ。チャンバラに飢えたシニアが銀魂にすがるのを目の当たりした瞬間でした。しかし(今一番多作ゆえにいろいろ言う人も居ます)この監督さんは相変わらず律儀です。予告編で「予算の無駄遣い」って予告してたシーンがまんま無駄遣いでした。キムラ緑子さんの立場はどうなるのでしょうって気がしますが。でも公開直前までエラく粘ったOPとか体力の続く限り頑張ってねとは思います。

 

 
 
 
 
 まだ前橋市で劇場公開している所があるみたい(2019年2月中旬)、なので観てない人でお近くの方はチェックしてね。しかしどんなに前評判が良くても原作漫画ファンが原作のビジュアルの完璧に表現と絶賛しても、積極的に観に行こうという気が失せるポスター仕様であった。さすがに日本映画ポスターの「惨状」を憂うる事は必要なのかもしれない。ギャングース絶賛派の中には「万引き家族」と並べたがる人もいるようなんだが、同じ貧窮した状況でも「ギャングース」の三人組と「万引き家族」のリリー・フランキーとでは人間のタイプとして全く共通点が無いというのがよりスゴイのかもしれない。世代とかいうレベルさえ超えてる。私前々から「万引き家族の主人公夫婦実はかなりの現金を貯め込んでいる」説を訴えているんだが、ギャングース達はあのリリー・フランキーに弟子入りして「先輩、土方仕事でどうやったらそんなに簡単に金貯められるんですか教えてください。そんなにキャッシュあったら牛丼〇〇杯食えますよ!!」と絶叫したところで、何も教えてくれないどころか会話も成立しないと思う。「万引き家族でのリリー・フランキー」は米とか肉とか外食には一切興味が無い人物なので「揚げたてコロッケにしたら〇万枚買えるほどの現金はどうやったら貯まりますか?」と質問し直さなきゃいけないよ、まず。(笑)

 という事で2018年の日本映画のトレンドは dis-communication/相互不理解に在るのかもしれない、て決めつけしちゃいそう(;゚ロ゚)・・・③もあるんだけど日本映画の中でも外でも相互不理解が一杯だね、って話が続きそうだし。世の中には幼児と猿回しの猿が勝手に相互理解しちゃう時もあるのにねぇ。(哀)