2017年に劇場公開された映画のまとめです。もうすっかりルーチン業務のようになってしまい、息子が先に帰宅していると「何の映画観た? 今度コレ観に行け」と繰り返し命令されるようになりました。彼は今とにかくエル・ファニング嬢が大好き。
映画のラストに生田斗真がエンディングテーマを歌うところで何故だか強い衝撃を受けたという2017年最初に観た一本。(それも作詞がわざわざ原作者の高橋のぼる)ジャニーズ事務所なのに役者一本で通して、ジャニーズなのに独りでヤクザ系映画の主役張るところまで上り詰めたその時点で今更何故に北島サブちゃんのように歌わされなけりゃいかなかったのか(北海道出身だからなのか)・・・まあどうでもいいんですけど。そんなに任侠映画時代のサブちゃんが好きだったファン大勢いたのかしらん?て気にはなったのだった。
おそらくこの時期(2016~2017年)にかけての「世界の気分」を反映した思いっきり鬱サスペンス映画、思えば日本公開は新US大統領の就任式直前だったのだ。
50代のイケメンなホームレスが20代女性をナンパして玉砕したり、映画のラストに十代の男の子に向かって「自分のようになっちゃいかん」と説教する姿に「あちゃああ~辛いよねぇ」などと思いながら映画が終了。「パンフレット販売しておりまーす」という劇場のお兄さんの言葉につられ「この映画ウチの息子が興味持ってたから買ってあげようかな」と買い求めたところ、ビルの階段の隅でマーク・レイ本人が居てサインと握手をしました・・・バレンタインデーのプレゼントだったのかな?私にとってのタイミング的には(少しだけだよ)気まずかったんですがあ。
平日の劇場だったのに行ったらすごい混んでいて「人気作なので前の座席しか空いていません」みたいに案内で言われてビックリ。とにかく老いも若きもシリアスな顔つきの男性陣がずらり揃ってた。私といえば映画が進むほど「なーんだあ」て少し安心してしまったのだった。超絶ネットワーク社会になったにしろCIAの手口的に何かが激変したというわけじゃなさそうだね、スピードがめちゃ速くなったってるってだけじゃん(笑)って。もちろん常識的にはそう感じる私の方がおかしいんだろうけどね。
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「字幕版ならきっとこっぱずかしくないから一緒に行こう」と息子を誘って観に行き、彼は案の定どハマりしました。4月から新しい学校で放送委員になった息子は映画サントラ版のテーマ音楽を昼食時のプログラムで流す為に無茶苦茶なごり押しをしたらしく、学校の担任にその旨注意を受けてしまいましたあぁぁぁ(嘆)。
予告編で気に入った日本映画は観ることにするっと決めたので観に行った一本。己の眼力を信じて2018年もそれでやってみたいと思います!
古き良き70年後半のUS。そんな風に書かなきゃいけなくなる時代が来るとは想像してなかったよ。(改めて歳食ったのね自分)なんたってさ、当時の子供はませてて上等!!だったから大麻の売人が13歳の少女を愛人にしててもロリコンだの何だの責められる事は無かったんだからあ・・・酷いけど面倒くさくは無かったかも(笑)
私的に2017年度の「映画について考える課題/テーマ」がこの映画観て決まりましたわ。それで2017年の個人的なおすすめ作品を選ぶことにしてます。2017年前半はこの映画のリバイバル上映が結局一番の話題だったしね。
80年代の映画っつうよか、80年代の青年劇画全盛期をより強く思い出しました。あの時代の劇画のかっこ良さを福山雅治やリリー・フランキーが綺麗に再現してみせた感じがしたな。
いやあ可愛いよね、とにかく何もかも可愛いわ、そんでやたら痛々しいくらいに可愛いの。んで、才気あふれる女の子が作ったんじゃなくておばさんの監督が撮った映画なのね。それを知って少し勇気がわいてきました。長い間観る機会を待ったかいがあったわさ。