2018年に劇場で見た日本以外映画 ②

キム・ミニの声にひたすら魅了され  

それから [DVD]

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  ホン・サンスという監督の名前は聞いていたものの今まで観る機会を逸していたのですが、思わぬスキャンダルが却って日本の映画ファンの関心を引いたのか(ごめん違うかもしれないw)【Amazon.co.jp限定】夜の浜辺でひとり(A4サイズクリアファイル付き) [DVD]正しい日 間違えた日 [DVD]も合わせて3本観ました。しかしながら↑の映画の出来が最も日本人の感性にも合う気が自分でもして一番好きでした。ダテに夏目漱石をモチーフにはしていないのかも。ホン・サンスに限らず韓国の映画作家には海外留学経験者の秀才が目立つイメージがあり、何と無しにその傾向に反発する日本の映画ファンが多いんではないかと邪推してたんですが(笑)、今回私は「それから」を筆頭にキム・ミニの声と韓国語も分かんないのにひたすらに可愛い台詞回しを楽しんでおりました。特に「それから」のラストでタクシーから外の雪景色を眺める彼女の顔は山田五十鈴もかくやの美しさでちょっと興奮してしまいました。

ラブレス [DVD]

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 この映画も何故だか(ネット上で予告編観て気になったらしい)息子に見に行くように命令され、何故?と思いながら観に行ったら劇場は盛況で鑑賞後、こりゃあ日本人好きそうなヤツだわもっと言えば今どきのロシアと日本は市民感情的に似すぎよねぇ・・と些かウンザリした気持ちにもなる。

  ↑の映画も現代新冷戦下のロシア、ヨーロッパが舞台の映画。英国の飲んだくれ女性外交官に「ロシアってさ女の子は皆可愛いのになんで男の方は不細工ばっかなの?」って嘲られても何も言えないロシア中年男が登場し日本のオッサンにも通じるものがあって哀しくなりました。US日本とも#me too 真っ盛りの折に公開されて主役のJ・ローレンスがど緊張しながら宣伝していたのが印象に残ります。ただ個人的には「ラブレス」より「レッド・スパロー」の方が断然好き、#me too 応援します映画だよっ。それからスターリンの葬送狂騒曲 [Blu-ray]旧ソ連&ロシアもの映画を結構観てたね、2018年はこの手のヤツが皆面白かったです。

  マーク・ハミルが圧倒的な存在感で全体を引き締めるホンワカ映画の↑やらD・デイ=ルイスがいつまでも繊細過ぎる少年のようなオッサンファントム・スレッド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]、同じく同傾向のデッドプール2 3枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]と男性主人公のハリウッド映画は平常運転かもって気がしました(笑)。その中でも一番ヒーローとして感じが良かったのはやっぱりビューティフル・デイ [Blu-ray]でのホアキン・フェニックスですかねぇ。

エリック・ロメール コレクション 海辺のポーリーヌ [DVD]

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  2018年にやっと観たリバイバル映画として取り上げるのを忘れとりました。この映画については改めてどこかで書きたいです。それから同じく海洋ものとしてMEG ザ・モンスター ブルーレイ&DVDセット (初回仕様/2枚組/ステッカー付き) [Blu-ray]も親子三人で観に行ってあのJ・ステイサム主演であのヒロ様の熱演があるからって映画全体の面白さの保証は出来ないのだと深く反省しましたぁ・・・。ちなみに観たいって言ったのは夫ですから。