2018年に劇場で見たクラシック映画

 考えてみたら昔の映画もあんまり観ていない事に不安を抱くようになってます。こうしている間にも(2018年1月現在)やれ「アトランタ号」なのなんだの話にだけは聞いていた映画が公開されるので見逃したらどうしようかと新作映画よりも一層焦ってくるので要注意でぇす。

 

シェーン HDリマスター [Blu-ray]

シェーン HDリマスター [Blu-ray]

 

  何だあ限りなく日本映画っぽい西部劇だったのね。という第一印象だったです。西部劇としても今までに無い暴力シーンに当時のUSの観客は驚いた・・・て逸話も聞いたことあるのに、開拓民同士の二つの派閥争いはホントに畑耕すお百姓VS牛飼い軍団で意外に主人公シェーンが味方するお百姓さん達がより皆さんワリにヴァイオレンス派だったみたい、んでこの手の腕っ節でごねるタイプの百姓や百姓上がりの任侠は日本で映画ではおなじみだったりするのでぇ・・・等と年末の飲み会で話をしたのですが、シェーンの脚本家がそもそも日本の戦前のマタタビ物や時代劇好きだったらしいという事を教えてもらいました。開戦前からUSでは日本の研究を相当やったという話はよく聞きますがハリウッドでも徹底的にやったんだね。

 

七人の侍 [Blu-ray]

七人の侍 [Blu-ray]

 

  デカいスクリーンで初めて観ました。今回は後半部分で村の水車小屋が燃えて、菊千代(三船敏郎)が生き残った赤ん坊を抱えて「コレは俺だー」って叫ぶシーンが一番良かったです、TVで何度も観てたのですが、そん時は「なんでこんな慌ただしくこんな芝居をぶち込むんだろう」と感じてただけだったのですが。

 

雨に唄えば 製作60周年記念リマスター版 [Blu-ray]

雨に唄えば 製作60周年記念リマスター版 [Blu-ray]

 

  夏休みの息子と一緒に新宿まで観に行ってきました。いつもは午前10時の映画祭って殆ど予告編を流さないイメージがあり、10時ぎりぎりに劇場に到着し息子を席にと先に着かせてポップコーンを買おうと思ったんですが、例のクレジットカードで素早くお買い物のレジが幅をきかせているシネコンなので現金レジのポップコーン売り場が激混み・・・遅れちゃうとそのまんま席に着くとこの時に限って予告編を延々10数分流すという具合だったのでぇ、ポップコーンが無いと落ち着かない息子はプンプン。映画本編が始まって15分ぐらいは「ポップコーンはっ?」と五月蠅かったのですが、その後は映画にのめり込んでおりました。ウチの息子はとにかくミュージカル&音楽映画なら激ハマりするタイプのようです。当初は古い映画なので行きたがらなかったんで母親としては驚異でした。ちなみに私はいつも終盤のジーン・ケリーシド・チャリシーのダンスシーンがいきなり投入されてる部分でついうっかり寝てしまいます、でもあれも有名なシーンなのよね。息子に「何故母ちゃんココで寝るんだよ」と無言で起こされました。彼にとってはすっごくドラマチックで良いとこ/シーンであったようです。でも女の私にはあのジーン・ケリーが夢想する男の自叙伝風ミュージカルの「しつこさ」は謎。(笑)

 

早春 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

早春 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

 

  映画観た後、同じく早稲田松竹のロードショーで観た若い女の子が「古い映画でオジサン達がゲラゲラ笑ってたけど、ラストのヒロインの長台詞では皆笑わないの。私はゲラゲラ笑った」という内容のツイートを目にしました。そう、もっと若い娘たちこそ笑わなきゃいけないですよっ。

 

んで、あと一個リバイバル映画で紹介するのが残っちまったんですが、しょうが無いので長めに書きましょうか。(続く)