2016年にわざわざ観に行った映画 ③

  

 

  去年の大統領選挙の時タイムライン上に「どうしてぇ!皆ズートピア観なかったのおおお」というツイ―トが流れ、心の底で「そうつぶやくお前こそ本当に小学生なのかい?」と思いつつ引用してしまったよ。息子はGW中にちゃっかり私の実家の母たちと(私をのけ者にして)観に行ってしまった。しかし大人の私が観るとかなりきわどくて禍々しい処のある映画だったんだけど。もっとも「ジャングル大帝」とかだけでなくラブリン・モンロー 1~最新巻(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]あたりの漫画も読んでいるしょうもない大人だからそう感じるだけなのかもしれないがっ。

 

ちはやふる-下の句-

ちはやふる-下の句-

 

  この映画だって(上の句編含め)本当は結構凄い映画だったと思うんだよね・・・まあ続編もあるそうなのでその時に改めて評価されるといいね。

 

  映画でもフィーチャされている「ベン・ハー」は2016年にホントに超大作として米国では公開されたみたいですが、日本ではDVDリリースとなりました。(^_^;)

 

ヴィクトリア [DVD]

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  東京はベルリンよりもずっと広くて若者たちはお互い狭い世界の中に閉じこもっているのかもしれない。この映画の若者たちの映画評レビュー読んでそう思いましたわ。戦後高度成長期なら成立していたタイプの日本の青春映画にしろ、「ヴィクトリア」みたいなのにしろ、もはやコッチで製作するのは無理かもしれん。

 

殿、利息でござる! [Blu-ray]

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  興行収入13億円突破!!って言い張って威張るぅぅ・・・って凄いわ。松竹映画だからなのよね、松竹にとって映画産業というビジネスモデルはそうゆうものなのよねぇぇ。現在本社ビルには居住マンションが乗っかってるしねぇぇ。(先日久しぶりに立ち寄ったよ)映画には大人たちに交じって楽しそうに観ていた社会科好き小学生たちがいましたが彼ら達が「なんとなくがっかり」しないような路線も作っていきませんかあああ、「利息でござる」は近年の松竹の時代劇の中でも屈指の出来ばえなのですから。

 

  今現在US映画市場を支えている観客層の多くは黒人層なのでわ。この映画や今年のオスカーノミネートのラインナップを観ても強く感じます。配信サービスの普及で映画の視聴スタイルが変化すればするほど映画館で熱狂するムーブメントの推移もまた注目されるようになってるのかもね。

 

 

デッドプール (吹替版)
 

  私には面白かったよ、確かに一番面白かったのは冒頭部分のタイトルバックではあったけど(笑)。ウィキペディアみたら、ライアン・ゴズリング念願の企画だったてのを知ってなんだかまた好感度が上がったわあ。(キャハハハ♡)

 

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

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  2016年のベスト映画に挙げている人も居たね。私はドキュメント映画がフィクション物より「エライ」決してと感じるタイプではないのか、その年のベストとかにドキュメント映画を入れるという発想がなかなかできないのだ。

 

クリーピー 偽りの隣人[DVD]

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  2016年度で一番「キモ面白かった」映画。しかも性質(タチ)が悪いのはちゃんとしたプログラムピクチャー(王道の映画って意味の方)だっつうことね。ある意味一番普通の映画の顔しているの。松竹でプログラムピクチャーったら「富士山」出た瞬間に観客は「寅さん」「釣りバカ」等がサブリミナルされて来ることが多いんだけど・・・それを「逆手にとって」怖がらせるやり方を一部してます。(笑)

 

 

  眠かった・・・スゲー眠かった・・眠いことも含めて「価値」だって映画のチラシにもあるくらいなんだよ(笑)でも主人公の爺さんの着ていたピンクのフリルシャツがエラいカッコ良かった・・・御洒落だあぁぁ・・・と思いながら睡魔と闘って観ていた。

 

  私自身はクローバーフィールド/HAKAISHA (字幕版)の方を今でもあんまり評価していないんだけど、こっちのヤツは予告編から観たくなってしまい「なんだよクローバーフィールドなんて認めてなかったんだけどお」と思いつつも、観たらやっぱりかなりの面白さでした。

 

あやつり糸の世界 Blu-ray 初回限定生産版

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  以前から名前だけ知っていたニュー・ジャーマン・シネマのファスビンダー作品。想像していたよりも怖くなくてわりとポップなカンジだった・・・とにかくいかにも70年代チックな映画、って思ってたらTVドラマシリーズだったそうな。(実は思いっきり手持ちカメラの影だかみたいなのが画面に映っててびっくりしたシーンあり)