2013年に観た新作映画のまとめ ②

リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション [Blu-ray] リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション [Blu-ray] かなり昔「ドラえもんの最終回はのび太が実は事故にあって植物状態になっており、ドラえもんのび太の夢の中に出てくる産物でした、というオチであるらしいぞ。」というデマが小学生の間で広まって大騒ぎになったことがあります。これを「あくまでもドラえもんの人気が息が長くて底が深い証拠ッつーだけの話で、男の子だったらこの程度乱暴に子供時代を終わらせようと努力したいだけかもしれないじゃん、ほっとけばいいのに」と私は軽く済ませていましたが、原作者も含めて私なんかよりもずっと繊細な少年というのが世の中にはいっぱいいるんだやっぱり、と映画終わった後に思いました。

嘆きのピエタ [Blu-ray] 嘆きのピエタ [Blu-ray] 私はずぅっと韓流ドラマに出てくる女優さんのメイクに対して不満を持っていました。韓流女優というのは若い女はべったべたに厚化粧で、「歳食って本格的演技派」になるやとたんに殆どすっぴんに近いメイクで熟女の脂で勝負!という極端な美肌アピールをするからです。・・・その点この映画の主役二人、江利チエミ似のオバサン(チョ・ミンス)とガクトみたいな若い男(イ・ジョンジン)はいかにも韓国風メイクな、でもいい顔していました。あんまり二人ともいい顔しているので気持ち悪い話と変な血だまりが出てきても許そうと思ったもん。ついでにエンドロールでメーク担当は「ボビィ・ブラウン」というのを発見しました、ざまあみろだっ!

モンスターズ・ユニバーシティ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] モンスターズ・ユニバーシティ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] 「ユニバーシティ」という言葉が子供に「大学生活」を強く意識させるのが親としてはツライんだ我が家の場合・・・。息子には「大学出たからってアンタの好きなモンに将来すぐなれるわけじゃないから」としつこく言うことにしよう。ちなみにピクサーでも本当に威張ってる幹部には大学中退者がいたりなんかするのでしょうか?

パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray] パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray] まず「風立ちぬ」の声優陣とは真逆のキャスティングで、息子と一緒だったからとはいえ自分にとっては日本語吹き替え版で観たのが正解だったっていうのは初めてさ。その所為かどうか、「エウレカ」も「ガンダム」も「ウルトラマン」も良いけど男女が別々のメカで離れたままいちゃいちゃするのってまどろこっしくね?というハリウッド側の主張がぐいぐい伝わってきました。日本のヒーローものでは男女ペアってマイナーでかつちょっと淫靡なカンジだから敬遠されがちだったのよ。(南隊員も結局は途中で月へ帰っちゃったしさ)ハリウッド式だと父子だって兄弟(姉弟)だって友達だって何でも相棒(バディ)、そうです、もっと健康的に考えましょう!

アップサイドダウン 重力の恋人 Blu-ray アップサイドダウン 重力の恋人 Blu-ray 今まで映画監督だと兄弟(姉弟、姉妹)というのは聞いたことあったんですが、親子というのは初めてかも。もっともこっちの公開時にはあそこまでパパ監督作「ゼロ・グラビティ」が盛り上がるとは想像していなかったので、「有名監督の映画好きな息子さんが作った意欲作」という感じでボーっと楽しんでおりました。「エリジウム」よりこっちにして良かったとか、小っちゃいころ未来世紀ブラジル [DVD]とか好きだったのかなあこの監督さん、とかね。

清須会議 Blu-ray スタンダード・エディション 清須会議 Blu-ray スタンダード・エディションところで「清州」と「清須」どっちが正しいんですか? (地名としては清州城って皆表記しているけど)美術、撮影がものすごくしっかりしているのと、VFXの技術が進歩したのが相まってまるで往年全盛期の東宝時代劇を観ているような気分になりました。剛力彩芽ちゃんが舞台挨拶で感涙するのも、まあ気持ち分からなくはないです。今回は三谷作品という視点では観ると損だと思ったね。

ゼロ・グラビティ 3D & 2D ブルーレイセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray]ゼロ・グラビティ 3D & 2D ブルーレイセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray] いかにもアメリカ人が大好きなスピリッツがいっぱい詰まってる映画。キュアロン父子もそうですが、今年は特にオーソドックスなハリウッド映画っぽいのを撮る人たちは皆さんアミーゴ系といおうか広い意味でラテン系の方たちばかりだったのような気がしてます。というか近年ずっとその傾向なのかな?

プレーンズ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]プレーンズ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] 素材が「飛行機」なのと一部お子様には辛いエピソードがちょっとだけあるので(小っちゃい子が悲しくて叫んじゃってた)配慮して2D公開。で、早くも続編製作中で今度こそ3D公開が夏休みにやってくるよ! ・・・だそうです。

 2013年は6月ぐらいまでに凄いのが(主にに日本映画)ボンボン出てきたような気がしてます。「ピエタ」を観たあたりで既にお腹いっぱいというか、2013年もこれで終わりか・・・と勝手に決めていた。何故かなぁ今思うとそうでもなかったのに・・・4月から我が家で「あまちゃん」フィーバーが盛り上がり過ぎて疲れちゃったんだよ(朝ドラなのに夜の11時に毎日視聴)と考えていたら、

謝罪の王様 [Blu-ray] 謝罪の王様 [Blu-ray] を9月に観ていたのをすっかり忘れていました・・・ 舞妓Haaaan!!! [DVD]より面白いことはたぶんないだろうと夫も私も思っていたので、意外とシャープ&辛口な出来でびっくり。あまちゃんと映画のW効果でE-GIRLまで紅白出場したということもありますね。

 ・・・それで個人的な2013年ベストなんですが、まあクロユリ団地」てことで。結局前田のあっちゃんと能年玲奈ちゃん率いるあまちゃん女子たちで東日本大震災をしてくれたようでした。「クロユリ団地」は当たるべくして当たった映画ということを誇って2013年を代表していいと思います。あと最後にチャッキーも出てきたし(やっぱチャッキー好きなのさ、日本の女子供らは)